受信したメールは、全学のスパムメール対策装置(※1)および
キャンパスメールシステムのスパムチェック機能(※2)により、
スパム判定結果がメールのヘッダに付加されます(※3)。
(※1)『X-odins-spam:』というヘッダが付与されます
(※2)『X-Spam-Level:』というヘッダが付与されます
(※3)それぞれのヘッダに付与される値は、
項目下部の(参考)をご参照ください
これらのヘッダや、発信者のアドレス等を用いて
自動削除や自動フォルダ移動等の処理させます。
ただし、一斉配信される国際会議のアナウンスや
コマーシャル等が含まれた企業からのメール、
あるいはシステムから自動送信されるメール等は
スパム判定されることがあるため、条件設定には注意が必要です。
スパム判定の精度は絶対ではなく、
誤検知の可能性がゼロではないことをご了承の上、ご利用ください。
削除されたメールはいかなる手段でも回復することはできません。
メールの自動削除および自動振分けのルールの例を以下に記載します。
処理させたいメールがルールに該当しない場合は、適宜調整してください
(例1)
この例では発信者のメールアドレスを条件に設定しています
これらを Webmailにて設定する方法はこちらをご参照ください。
■ ポリシー:確実に Spamと判定し即削除する | ||
フィルタ名 | 判定種別とアクション | ルール |
Spam-Auto -Delete-00 |
次のルール(右記)に ”一致”すれば ”削除” |
発信者のメールアドレスに「@example.com」 を含む |
(例2)
この例ではヘッダや発信者のアドレスを複数条件で設定しています
これらを Webmailにて設定する方法はこちらをご参照ください。
※ フィルターは設定されたものの上から順に処理されます。
下記の例のフィルタの上下を逆に設定すると、
2つめのフィルタは処理されませんのでご注意ください
■ ポリシー1:確実に Spamと判定し即削除する | ||
フィルタ名 | 判定種別とアクション | ルール |
Spam-Auto -Delete-01 |
次のルール(右記)の ”すべてに一致”すれば ”削除” |
全学のスパムメール対策装置で「Spam」と判定 |
キャンパスメールシステムで「スパムメール度:最高」の判定(※2) | ||
発信者のメールアドレスに「@example.com」 を含む | ||
■ ポリシー2:Spamではない誤判定の可能性もあるため、迷惑メールに移動する | ||
Spam-Auto -Move-01 |
次のルール(右記)の ”いずれかに一致"すれば ”別フォルダへ移動” |
全学のスパムメール対策装置で「Spam」と判定 |
キャンパスメールシステムで「スパムメール度:高」の判定(※2) | ||
発信者のメールアドレスに「@example.com」 を含む |
(参考)
(※1) 全学スパムメール対策装置が付与するヘッダ:「X-odins-spam」
種別 | ヘッダとその値 |
スパムメール | X-odins-spam: Spam |
正常メール | X-odins-spam: Non-Spam X-odins-spam: Uncategorized |
未承諾広告メール | X-odins-spam: Non-Approval-CM |
本文がないメール | X-odins-spam: Empty-Body |
(※2) キャンパスメールシステムが付与するヘッダ:「X-Spam-Level」
種別 | ヘッダとその値 |
スパムメール度:最高 | X-Spam-Level: ************************************************** (50以上) |
スパムメール度:高 | X-Spam-Level: *************************************************(49) ~ X-Spam-Level: *************(13) |
スパムメール度:中 | X-Spam-Level: ************(12) ~ X-Spam-Level: *****(5) |
スパムメール度:低 | X-Spam-Level:
****(4) ~ X-Spam-Level: (0) |
■ 「*」の数の最大は 50個です(スコアが 100等の場合でも「*」の数は 50個になります)
■ スパムメールの振り分けをするときは、Spam判定されるメールが最小限になるように
最初は判定レベルを緩く(例 : 30-50に)設定し、状況を見ながら適切なレベル(例:13~30)に
調整することをお勧めします。
■ キャンパスメールシステムでは悪質と思われるドメインが記載されていれば「 +50」
差出人詐称と思われるメールについては「 +25 」の加点をしています。
■ 上記の表における score値は目安ですので、適宜検証しつつ調整してください。
■ (参考)キャンパスメールシステムでは現在 スコア値が「13 」以上になれば、Spamと判定しています。
アカウント設定サイトで設定されていれば、件名の先頭に「*****SPAM*****」が挿入されます
(参考)
財団法人インターネット協会迷惑メール対策委員会
https://salt.iajapan.org/wpmu/anti_spam/universal/mailreader/
(参考)
財団法人インターネット協会迷惑メール対策委員会
https://salt.iajapan.org/wpmu/anti_spam/universal/mailreader/
Mailの迷惑メールフィルタと、一定期間経過後の自動削除機能を活用してください
1.迷惑メールフィルタの有効化と設定

2.迷惑メールの自動消去の設定

(参考)
財団法人インターネット協会迷惑メール対策委員会
https://salt.iajapan.org/wpmu/anti_spam/universal/mailreader/
一般に、受信するメールは一旦サーバに保存され、
それをご利用のメールトソフト(端末)へダウンロードしています。
上記のWebmailでのフィルタ設定をすると、サーバにメールが届いた時点で
そのルールが随時実行されるため、処理の負荷は高くなく高速に処理されます。
端末側のメールソフトにて各種設定をすると、キャンパスメールサーバからメールを
ダウンロードしてから端末側でルールが実行されるため、
未ダウンロードのメールが大量にサーバに存在すると処理の負荷が高まり、
正常に機能しなくなる可能性があります。
ただ、設定可能なルールは各種メールソフトの方が優れている点もありますので、
まずは Webmailにて適宜設定を追加し、足りない部分を各種メールソフトで補うよう設定する等、
双方をうまく活用することをおすすめします。
ドメイン全体としてサーバ側での対策をご希望される場合は、
いくつか方法をご提案させていただきますので、
一度キャンパスメール管理者までお問合せください。